押しボタン式電話機について

日本においては、1969年に初めて販売されたトーンダイヤル方式専用の電話機「プッシュホン」を指し、ダイヤルパルス方式専用である回転ダイヤル式電話機とあわせて、それら回線方式を区別する用語としても機能した。1985年の電話端末機器の自由化以後、ほぼすべての押しボタン電話機が、パルス信号・トーン信号を切り替えて発信する機能を備えているため、押しボタン式電話機であっても回線種別がトーンダイヤル方式とは限らなくなった。

トーン回線/パルス回線の共用交換機の整備が遅れ、トーン回線は専用の交換機を使用する必要があった。そのため電電公社は、プッシュホンの基本料金をダイヤル式よりも高額に設定せざるを得ず、パルスダイヤル式電話回線が長い間併用されることとなった。加算は2005年に廃止され、同一料金になった。

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